松村沙友里から卒業する中田花奈への手紙 ～生のアイドルが好きより～

かなちゃん、9年間お疲れ様でした。
私の一番最初の記憶は、みんなでリハーサル場へ移動している電車の中でふと顔を上げると、目の前にきれいな服を着た、とっても綺麗な子がいると驚いたことがそれが一番最初の記憶です。
初めて見たかなちゃんは玉のように綺麗で、今思うとあの時の気持ちは一目惚れでした。
それからたくさんのお仕事を一緒にするようになって、「生のアイドルが好き」を二人でやると決まったときは本当に心から嬉しかったし、かなちゃんと二人で何かをできるということにとてもトキめいていました。
「生のアイドルが好き」も最初はアイドル好きのかなちゃんとMCの私。みたいな設定だったのに、いつのまにかMCもアイドル好きもかなちゃんが背負ってくれていて、本当に優秀な人だなぁと思います。
いつも迷惑かけてごめんなさい。
楽屋で二人で何気ない話をしている時間も、本番中の私のゆるい感じに合わせてくれる優しさも本当に大好きでした。
かなちゃんにとって乃木坂46としての人生は、楽しいことばかりではなかったかもしれません。
悩むことの方が多かっただろうし、しんどいなーって思うことも多かったでしょう。
けど私はかなちゃんが乃木坂46に入ったのは奇跡だったと思います。
かなちゃんから溢れる気品と人のことを想える優しさ、小さなことに気づける知性は、乃木坂46の雰囲気を作る上でとても重要だったと思います。
たくさんの人に愛されて、芯のある強い人。
私は何度も中田花奈に憧れました。
本当に特別な人です。
これから先の未来もかなちゃんにとって幸せな道でありますように。
またパクチー鍋でも食べに行こうね。

P.S かなちゃんが描く絵も唯一無二な感じがして大好きだったよ～
松村沙友里